2019年1月、帝塚山大学、SBIリクイディティ・マーケット、SBIFXトレードは金融リテラシー教育の推進を目的として、産学連携協定を締結しました。当社は同大学の講義「経済学と金融教育」に講師を派遣するほか、トレードシステムを提供しており、学生の皆さんは実際にFX取引を体験することで金融リテラシーの重要性について理解を深めることができます。
1人1人の学生に、当社が学生向けに用意した「アカデミックロ座」というFX取引口座のIDを配布し、当社社員の指導の下で初めてのFX取引を行ってもらいました。単なるシミュレーションとは違い、実際の資金を活用して売買を行うため、皆さん為替の動きを真剣に観察しながら売買に取り組んでいました。
・金融の知識有り無しだと、あったほうが就活の時に役に立つんだなーと思いました。 また、新卒で就活する企業を真剣に考えないといけないと思いました。
・今日の話を聞いて、就活のことや人生の経験を聞くことができてとてもためになりました。自分は将来したいことがまだないですが、何事でもその分野をかじってみることでいろいろな経験ができるということはそうだと思ったので、自分もこの学生生活で少しでも興味を持ったことに挑戦していこうと思いました。
・先輩からの話のように聞きやすく堅苦しい話でもなかったので面白かった。
・一日何時間ぐらいレートをみていますか?
・おすすめのチャートタイプはなんですか?
・今よさそうなペアはなんですか?
・指値と逆指値についてもう一度詳しく教えてほしいです。
帝塚山大学の中嶋航一教授(当時)と当社では中高生向けのリアルなお金の事情についての講義を行いました。
中嶋教授は、「今の段階からお金に関する知識や投資の実践を通じて中高生の皆さんは将来に備えることができる」と強調。年金や金融商品の問題などを例に挙げながら、中高生が金融経済について学ぶ際に必要な基礎知識を解説しました。その後、当社社員が外国為替市場の仕組みやFX取引でのトレンドの見方など、金融の専門家としての投資の実践的な理論を紹介しました。
参加者の高校生からは、「両親とも株式取引をしているので興味がある。先物取引とか債権の仕組みとか、なるほどと思わされた。大学では経済か経営を勉強したいと思っていたので、視野が広がった」、保護者の方からも「中高生のうちから、お金の話を知ることは重要。親が言っても聞いてくれないので、大学というアカデミックな場でこういう講座を開いてもらえるのはありがたい」と感想をいただきました。
日本証券業協会「金融リテラシー教育 全国10大学の実践事例集」でも紹介されるなど、金融教育への取組みにも大変注力されている愛知教育大学の方針に賛同し、同大学の西尾圭一郎准教授(当時)の講義「金融経済教育論」において、当社親会社であるSBIリクイディティ・マーケット株式会社と当社より金融実務担当者の講師派遣や講義素材の提供(実践的な取引環境)をはじめとした協力を行いました。
【講義テーマ例】 外国為替市場の基礎、為替の変動要因、FX取引実践入門
・外為市場とは?
・過去のドル円の推移とイベント
・購買力平価
・外為市場の主な変動要因
・ファンダメンタルズ分析
・テクニカル分析の基礎